坐骨神経痛は病名じゃない!?
2017年12月19日
おはようございます。日本列島がめっきり冷えてきましたね。坂戸市では時間帯によっては0℃以下になることも……
「サムイな~」といわれると気温の話なのかギャグの話なのか。
「サムイっすねぇー」と言われたので「大丈夫、君は普段面白いよ」と答えたら慌てて「そっちじゃない!」と言われてしまいました。
日本語は難しいです。
さて本題の坐骨神経痛についてです。
来院される患者さんはもちろんですが中には治療家の方でも坐骨神経痛を病名だと思っている方もいらっしゃるのですが坐骨神経痛は病名ではありません。
坐骨神経痛とは「症状」なんです。
つまりどういうことかというと最も身近な病気である「風邪」で考えてみましょう。
風邪の症状というと
1咳
2発熱
3咽頭痛
4鼻水
5関節痛
などなど他にもありますがまあこれぐらいで。
咳や発熱だけでは風邪かどうかわかりませんよね。インフルエンザかもしれないし肺炎かもしれないしその他いろいろな病気が考えられます。
咳という病名ではないですよね。
症状だけでは何が原因なのかわからないので検査をして咳の原因、発熱の原因を調べたりといった医師の診察が必要になってくるわけです。
ではでは腰痛に戻りましょう。腰痛の症状はというと
1腰の痛み
2動作の制限
3足や太ももの痛み(関連痛)
4坐骨神経痛
こんなところでしょうか。これらは出たりでなかったりです。
さて4に坐骨神経痛が出てきましたがこの坐骨神経痛、原因は何なのか、調べないとわかりません。何の腰痛による坐骨神経痛なのかが大事になってきます。
脊柱管狭窄症かもしれないし椎間板ヘルニアかもしれないし。
咳も何か病気にかかっているから出るのであって坐骨神経痛も何か原因があって腰痛になっているから出るんです。
場合によっては腰に原因のない坐骨神経痛だってありえます。
腰痛や何かの原因があって坐骨神経痛の症状が出ているなら坐骨神経痛という病名ではちょっとおかしいですよね?
腰が痛い、足まで痛い。これをすべて坐骨神経痛。で片付けるのはあまりに乱暴です。
腰のどういう動きで痛いのか、いつから痛いのか、どのように痛いか、どこが痛いのか。
聞きたいことは山ほどあるし検査項目もいくつもあります。
我々、接骨院ではレントゲンは撮れないのでその代わり徒手検査(理学テスト)で何が原因かを探っていくのです。
当院でも「坐骨神経痛といわれました~」といった患者さんがいますが半分ぐらい違います。
逆に何も言われてない患者さんが脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアだったりもしました。
当院の検査や問診は特別なことは何一つありません。
教科書に書いてあるような基本的なことを一つ一つ確認しているだけなのです。
なのでどうしても初診時はお時間かかってしまいますので申し訳ないです。
ですが何の腰痛で何が悪いのか、治療していく上ではとても大事だと思っています。
インフルエンザなのに痛み止めを飲んでも効かないように症状にあった治療が大事なんです。
腰痛でお悩みの方、坂戸市若葉駅近くのめがね接骨院にお気軽にご相談ください。
ご来院の際は事前にご予約いただいた方がスムーズにご案内できますのでお電話いただけたらと思います。
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