手の第二関節のアザは要注意!!

2024年04月15日

お久しぶりに症例を報告しようと更新しました。

小学一年生の女の子、体育の授業で跳び箱を飛ぼうとした際に跳び箱についた手がペキっ!と言ってしまったようです。

それが二回あったそう。

見てみると手のひら側の薬指、第二関節。

解剖学としては左第四指、PIP関節というところです。

そこにうっすらとでも青あざ(皮下出血)があればたいてい折れてると思って処置します。

割と球技をすると突き指したーといって来所したり昔みた症例ではバレーボールのアタックをブロックして負傷していたケースがありました。

グイっと強制伸展、まあ伸ばされるとなっちゃうやつです。

中節骨基部剥離骨折(掌側板損傷または剥離)

これがこのケガの正体です。

もちろん受傷からどれぐらいの時間がたっているのか、薄ーく剝がれてる程度なのかポッキリ折れちゃってるか、出血の度合いによって違いますが割と濃い目だともう確定です。

大げさに折れてると言いましたが初期の段階で整復が必要なのと固定材料を硬い物を使うぐらいでそう大きく治療内容は変わりません。

↑負傷から2週間ほど。伸展制限のため背側にシーネを当てます。

この子の場合、おおよそ3週間で握り拳を作っても痛くない&患部を押されても痛くないということで施術を終了しました。

大変だとは思いますが毎日来所していただき電療と清拭、固定のし直し。などでなるべく頑張って来所したこともあり子供ということを考えても早期に終了できました。

大人の場合、もう少しひどかったですが3カ月ぐらいしても痛みがなかなか取れませんでしたね。通院の頻度と電療は早期回復には大事だなぁと改めて思いました。

折れてると指が動かないって思う方いますが筋肉が断裂してれば動かないですが骨折は意外と動いちゃいます(笑)とても痛いですけどね。

なので軽い捻挫かな、まあ動かさなければ痛くないしほっとくか、も個人の問題なのでそれでもいいですが競技やお仕事に差し支えないようにしたいと少しでもお考えでしたらお近くの接骨院や整形外科などに行ってみてください。

 

当院ではお湯につけたら硬くなる硬化剤で週数に合わせて角度を変えて固定していきました。

指の第二関節のケガなどありましたら坂戸市のめがね接骨院にご相談ください。